心配症と病気

 

 

心配症と病気について

「些細なことも不安になったり心配したりする心配症は病気なの?」という質問をされる方がいらっしゃいます。

 

心配症は、どちらかと言うと男性よりも女性の方が引き起こされやすく、どんな物事に対しても過剰に反応し、不安や心配が拭いきれなくなる状態を指すのです。

 

つまり、まだ起こってもいない未来のことに対し、あれこれと不安を感じて自分なりに何とかしようと悩み、解決するのであればまだしも、何をしてもどうにもならないからこそ余計に心配症の方は悩んでしまいます。

 

このような心配症の方は、決して病気というわけではありませんが、精神的な病気を呼び起こす原因となり得るということを心得ておかなければなりません。

 

自分の身の周りで引き起こされることに対し、不安や疑問を抱くのは悪いことではありませんし、ただ漫然と生活しているよりも何かに気が付く可能性は高まります。

 

しかし、あまりにも神経を張り詰めすぎていると、ストレスが溜まって身体に良くありませんし、現状ではどうにもできないような不安を抱えて悩むことで行き詰まり、「自分は生きている価値がない」と自己嫌悪に陥るのです。

 

自己嫌悪で済めばまだ良いのですが、心配症の方は心配を止めることを自分の意思でコントロールできない全般性不安障害や、うつ状態が続いて日常生活に支障を来たすうつ病といった病気を患うリスクが高まります。

 

全般性不安障害は精神症状以外にも、頭重感が手足の痺れ、息切れや動悸といった身体的症状が引き起こされますし、うつ病に至っては気持ちが沈んで自殺願望まで抱くケースもあるのです。

 

ただの心配症だと甘く見ている方は多いものの、このような精神的な病気へと発展する恐れがあるため、過度の心配症の方は、少しでも克服できるように心掛けた方が良いでしょう。

 

行き過ぎた不安や心配を抱え込み、結果的に状況が良くなるとは限りませんし、場合によっては何も考えずに突っ込んだ方が良い時もあります。

 

人間としてこの世に生を授かり、生きている以上は不安の全てを取り払うことはできませんが、湧き上がってきた不安を当たり前だと感じ受け入れることで、だんだんと心配症は解消されていくはずです。

 

「不安が湧き上がる」→「不安感が高まる」→「それは仕方ないと言い聞かせる」→「不安はなくならないものだと受け入れる」→「気を紛らわすために別のことに熱中する」という対処をしていれば、少しずつ心配症は薄れていくでしょう。

 

一度患うと治りにくい精神的な病気を回避するためにも、過度の心配症で悩んでいる方は、上記のような対策をしてみてください。

 

 

 

 


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