心配症と薬

 

 

心配症と薬について

重度の心配症の方で、「心配症を治すような薬はあるの?」という質問をされる方がいらっしゃいます。

 

確かに、心配症の方は普通の人が気にしないようなことでも不安となり、そのような毎日がストレスとなって身体的な症状を呼び起こすことも十分にあり得るのです。

 

自分では気にしなくても良いと分かっていることでも、不安になって考え込まなければ気が済まないような状態になり、何事に対してもマイナス思考となってしまいます。

 

症状に個人差はありますが、自分は普通の人とは違うという意識もあり、薬で治したいと考えるのは決して不思議ではありません。

 

心配症を根本的に改善するような薬はないものの、精神的なストレスが加わってうつ状態に陥っているのであれば、抗うつ剤や精神安定剤といった薬の服用が実に効果的です。

 

そわそわして落ち着かない状態を抑えられますし、自律神経と精神面の両方に異常が生じているのであれば、自然回復は非常に難しいため、医薬品に頼る方法が適しております。

 

病的なくらいの心配症を放置していると、何事にも覚束なくなってしまうため、病院を受診して今の自分に適した治療薬を処方してもらうのが最適だと言えるでしょう。

 

しかし、心配症自体は病気ではありませんし、性格の範囲内であればそこまで心配する必要はなく、今まで何事もなく生活を送れてきたのであれば、副作用のある薬を服用する必要はないのです。

 

それに、薬の服用はその場限りの対処療法ですし、根本的な心配症の原因が取り除かれるわけではないということを、きちんと頭に入れておかなければなりません。

 

もちろん、医師の指示に従って服用していれば、抗うつ剤や抗不安薬といった薬で副作用が引き起こされる確率は低く、安全に症状を改善していくことができます。

 

それでも、根本的な原因を取り除けるわけではないため、心配症を治したいというのであれば、ネガティブな思考からポジティブな思考へと変えられるような努力をしていかなければならないのです。

 

自分の思考を変えるのは、性格を変えるようなものと同じなので、心配症を克服するのにもかなりの時間がかかると予想されます。

 

それでも、日常生活に何かしらの支障が出ているのであれば、早めに心配症を克服する対策を練ってください。

 

 

 

 


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