心配症の心理

 

 

心配症の心理について

心配症の方は、完璧主義の方や夢想家といった人たちと並び、物事を先送りにするような方に見られやすい心理類型だと考えられております。

 

確かに、不安感で襲われるだけではなく、自分に自信がないというのも心配症の方の大きな特徴となっており、何か嫌なことがあると先送りにしてしまいがちです。

 

そのような心理になるのは分かりますし、自分が無意識のうちに避けたいと感じているからこそ、今やるのではなく後に回してしまうのではないでしょうか。

 

人間であれば辛いことから逃れ、楽しいことや嬉しいことを先にやりたいと考えるはずですし、これは心配症の方だけではないと説明できます。

 

しかし、心配症の方ほどその傾向が明らかに強いと心理学者で説いている方はいらっしゃいますし、自分で決断する勇気を持たなければ前に進むことも、自分を成長させることもできないのです。

 

とは言え、心理学辞典を見てみると、不安とは自己の価値を脅かすような破局や危険と記されており、このような不安や恐怖は心配症の方だけではなく、普通の人間でも感じる場合があります。

 

将来のことは誰にも分からないので、不安な気持ちになるのは当然ですし、「このままで良いのか?」「何かを変えなければならないのか?」と考えるのは不思議ではありません。

 

それでも、心配症の方は先の見えないことでも必要以上に考えてしまい、その思考で今を生きるという行為を自分から閉ざし、可能性を狭めてしまっているので、非常に勿体無いことだと説明できます。

 

人類は無限の可能性を秘めておりますし、それを引き出せるのは自分以外のなにものでもないので、不安になるという心理をできる限り抑えて心配症を克服し、前を向いて歩いていかなければならないのです。

 

しかし、米UCLAアンダーソン経営大学院で実施された心理学の実験によると、心配症でネガティブ思考の人が予想以上の成果をもたらすということが分かりました。

 

ネガティブな思考の持ち主は、多数の人が持っている否定的な印象を裏切って想像以上の成果を上げることが多いのに対し、周りから優れたリーダーだと思われていた外交的で陽気な人は、期待を裏切ることが多いという結果が出たのです。

 

心配症やネガティブの思考の人は、第一印象は悪いとしても、共同作業が始まれば熱心に働くことが多いので、チームのために貢献できるのかもしれません。

 

心理学ではこのような結果が出たとしても、過度の心配症の方は毎日の生活で自分の身体の中にストレスを抱え込んでいることが多いので、なるべく克服するように試みてください。

 

 

 

 


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